十五の石の物語
ジネットは、浮き足立った心を落ち着かせるため、海岸をしばらく散策してから宿へ向かった。
心地良い潮風を感じ、波の音を聞きながら、ジネットはつい先程のことを思い返す。
(……やっぱり、シャルロさんは噂通りの預言者だったわ。
今日は調子が悪いとおっしゃってたけど、あれだけのことを見透かされた……
すごいものだわ。
明日は、案内人さんの居場所の手掛りが何かみつかれば良いのだけれど……)
大きな成果とは言えないまでも、ここへ来たことによって少し前に進めたような気がして、ジネットは気持ちが明るくなるのを感じた。
次の日のことを考えると神経が高ぶって目が冴えてしまい、ジネットはいつまで経ってもなかなか寝付けなかった。
心地良い潮風を感じ、波の音を聞きながら、ジネットはつい先程のことを思い返す。
(……やっぱり、シャルロさんは噂通りの預言者だったわ。
今日は調子が悪いとおっしゃってたけど、あれだけのことを見透かされた……
すごいものだわ。
明日は、案内人さんの居場所の手掛りが何かみつかれば良いのだけれど……)
大きな成果とは言えないまでも、ここへ来たことによって少し前に進めたような気がして、ジネットは気持ちが明るくなるのを感じた。
次の日のことを考えると神経が高ぶって目が冴えてしまい、ジネットはいつまで経ってもなかなか寝付けなかった。