十五の石の物語
「ヴェール、少し休める所はないか?」
「レヴ、何言ってんのさ。もうすぐ出口だよ。
休みたいなら森を出てから休めば良いじゃないか。
おなかも空いてきたし、何か食べられる所を探して…」
「食べるものなら、ヴェールが用意してくれているじゃないか。
ここでしばらく休んで食べていこう。」
「この先にはゆっくり休めるような所はありません。」
「では、少し引き返そう!」
「え~~っ…」
サリーの不満の声を無視して私はさっさと引き返す。
それならば…と、ヴェールが私の前にまわりこみ、道案内を始めた。
少し引き返した所に先程休んだ所と似た感じの拓けた場所があった。
私はヴェールに食べ物をねだり、サリーにもそれを与えた。
私はあたりのよく見えもしない風景についてどうでも良いような話をしてみたり、ピェールや西の塔の魔女の話をし、そしてそのあげくには疲れて眠くなったと言って、その場にごろりと横になった。
「レヴ!!
もう、なんだってこんな所で寝るのさ!
あとちょっとだっていうのに!
こんな所でうだうだしてたら暗くなっちゃうよ…
……レヴの馬鹿!!」
サリーのそんな言葉にも構わず、私はそのまま寝たふりを決めこんだ。
「レヴ、何言ってんのさ。もうすぐ出口だよ。
休みたいなら森を出てから休めば良いじゃないか。
おなかも空いてきたし、何か食べられる所を探して…」
「食べるものなら、ヴェールが用意してくれているじゃないか。
ここでしばらく休んで食べていこう。」
「この先にはゆっくり休めるような所はありません。」
「では、少し引き返そう!」
「え~~っ…」
サリーの不満の声を無視して私はさっさと引き返す。
それならば…と、ヴェールが私の前にまわりこみ、道案内を始めた。
少し引き返した所に先程休んだ所と似た感じの拓けた場所があった。
私はヴェールに食べ物をねだり、サリーにもそれを与えた。
私はあたりのよく見えもしない風景についてどうでも良いような話をしてみたり、ピェールや西の塔の魔女の話をし、そしてそのあげくには疲れて眠くなったと言って、その場にごろりと横になった。
「レヴ!!
もう、なんだってこんな所で寝るのさ!
あとちょっとだっていうのに!
こんな所でうだうだしてたら暗くなっちゃうよ…
……レヴの馬鹿!!」
サリーのそんな言葉にも構わず、私はそのまま寝たふりを決めこんだ。