TWO WISH〜もしも願いが2つ叶うなら…〜
しばらくすると病室のドアをノックする音…。




コン…、コン…。




ノックの音に敏感に反応するチカ…。




もしかしてケン君?




「はぁい!」



アイコは飛び跳ねながらドアの前へと向かった。




「ママ〜!」



その呼び声で即座にソファーから立ち上がったチカは浅く会釈をした。



『はっ…、はじめまして…。』


「はじめまして…。どちら様ですか?」


『えっと…。』


「お姉ちゃんはケン兄の友達なの!」



アイコは気を利かせ、チカを紹介した。
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