TWO WISH〜もしも願いが2つ叶うなら…〜
「まぁ!いつもアイコがお世話になっています。」


「お姉ちゃんから花束とプレゼントもらったのぉ!」



アイコは嬉しそうに花束とヘアアクセサリーを見せた。



「あら…。わざわざ申し訳ありません。」


『いぇ…。』



するとアイコの母親は慌てる様に視線をチカから外した。



「ところでアイコ!ちゃんと片付けは済んでるの?」


「うん…。少しだけ…。」



アイコは誤魔化す様に下を向く。




「もぉ…。ママは今から退院手続きに行ってくるから急いで片付けといてね!」


「は〜い!」


「それでは失礼します。」



そぅ言ってアイコの母親は病室から出ていった。
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