TWO WISH〜もしも願いが2つ叶うなら…〜
『なぁ…。あの子に変なコト言ってねぇよな?』
ケンは疑う様にアイコを見つめた。
「うっ…、うん…。」
『ならいいけど…。』
「ねぇ…。ケン兄?」
『んっ?』
「あのお姉ちゃん…。ケン兄が私にしてくれたコトと同じ様なコトしてるねぇ…。」
『どういう意味だ?』
「諦めないでケン兄が振り向いてくれるのをずっと待ってる…。」
病室の窓から外を眺めるアイコの視線の先にあったもの…。
病院の入口で寒そうに手を擦りながら何かをジーッと待ち続けているチカの姿…。
「きっと…。あの人は心のキレイな人だよ。人の苦しみも悲しみも一緒に背負って、一緒に泣いてくれる。」
『…。』
「後はケン兄が振り向いてあげるだけなんじゃない?」
ケンは疑う様にアイコを見つめた。
「うっ…、うん…。」
『ならいいけど…。』
「ねぇ…。ケン兄?」
『んっ?』
「あのお姉ちゃん…。ケン兄が私にしてくれたコトと同じ様なコトしてるねぇ…。」
『どういう意味だ?』
「諦めないでケン兄が振り向いてくれるのをずっと待ってる…。」
病室の窓から外を眺めるアイコの視線の先にあったもの…。
病院の入口で寒そうに手を擦りながら何かをジーッと待ち続けているチカの姿…。
「きっと…。あの人は心のキレイな人だよ。人の苦しみも悲しみも一緒に背負って、一緒に泣いてくれる。」
『…。』
「後はケン兄が振り向いてあげるだけなんじゃない?」