TWO WISH〜もしも願いが2つ叶うなら…〜
営業が終了し、チカは休憩室でケータイを眺める。



「お疲れぇ!」



ご機嫌なミリ…。



それに気付きもせず、チカはケータイを見つめ続ける。




「お〜つ〜か〜れ〜!」



ミリは耳元で大きく叫んだ。



『わぁっ!』



チカは悲鳴にも似た叫び声を挙げる。



『もぉ…。驚かせないでよ!』


「だって昨日からメールばっかで構ってくれないだも〜ん。」


『ごめん…。』


「それより聞いて!店長に聞いたら、長さを出さなきゃジェルやってもいいってさぁ!』


『良かったねぇ!』



嬉しそうな笑顔を浮かべるミリとは対照的に悩ましい表情を見せるチカの中で1つの謎が甦ってきた。





ジェルネイル…。




すると再び休憩室のドアが開く。
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