TWO WISH〜もしも願いが2つ叶うなら…〜
キーンコーンカーンコーン…。



昼休みのチャイムが鳴り、マサキに見つからない様に教室を出た。



売店でパンと牛乳を買い、逃げる様に屋上へ向かう。




屋上に着くと何故かマサキの姿…。




しかも既に弁当を広げて座り、準備万端…。



「こっち〜!」


無邪気な呼び声とは離れて座り、パンの袋を破いた。



するとマサキは弁当を持ち、小走りで近づいて来る。



「君…。寂しがり屋?」


そぅ言ってケンの隣へ座った。



『お前だろ。』





結局、その日はマサキのマシンガントークと説教を食らった。





でも、何故だろう…?





その日は太陽の光が一段と温かく感じたんだ…。
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