お兄さんと【完】
「先にその薄力粉振るっておいて。あ、オーブン余熱しとくね。それ終わったら、このお鍋に火付けて、バターとかしてね。」


テキパキと指示をくれるけど、私の頭の中にはちゃんと入らなくて、いちいち次なにやるんだっけ?って聞いて行く。


オーブンの余熱完了の知らせを聞いても、まだシュークリームの生地は作り終わらなくて、結局かずちゃんがパイシートで作ってた可愛いものをオーブンで焼き始めた。


どんどんかずちゃんは料理を進め、サラダとチキンライスもスープも作り終えて、カスタードクリームも作ってくれた。


どんだけかずちゃんは出来る子なのよっ!?


こんなお嫁さんがほしいっ!なんてね。


ピンポーン


「きっとこっちゃんだ!私出てくるから、きなこちゃんはリビングにこのサラダとスープ持って行ってくれる?」


「オッケー!」
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