お兄さんと【完】

「えっと...クリスマスにこのストラッププレゼントしてもらったんだけど...」


それからは2人にあおられるまま、私は星くんとのことを話した。


むちゃくちゃ恥ずかしかったのに、なんだか2人がものすごく突っ込んでくるから、全てまるっとぺろっと吐いちゃいました。


あ、でも、そのお相手が星くんだってことだけは言わなかった。


てか、言えない...よね?


「やっぱり春だっ!!きなこに春到来!赤飯炊かなくちゃ。」


「ちょっとこっちゃん!私のことバカにしてるでしょー!」


そりゃ今まで男性と付き合ったことも恋したこともないけどさ、そんなおもしろがらなくたっていいじゃない!


「まぁまぁ、落ち着いて。」


落ち着いてって言ってるかずちゃんも内心は私のこの話を楽しんで聞いてるんでしょー!
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