お兄さんと【完】
私の突然の提案に、不思議に思いながらも付いてきてくれた星くん。
食後の運動にちょうどいいってさ。
せっかく星くんと2人きりで近くのちょっと大きな公園を歩いてるんだけど...
話が切り出せないっ。
どこから話せばいいのかな?
ケータイを覗くと、もうこの公園に来てから15分も経ってる。
「ストラップ、付けてくれてるんだね?」
いつも沈黙から救ってくれるのは星くんだね。
「うん。お気に入りなんだ。昨日かずちゃんとこっちゃんも可愛いって褒めてくれたよ!」
「それはよかった。」