お兄さんと【完】

「っぷ!マジきなこかわいすぎっしょー!いいねぇ、初々しくて。」


声に出して笑うこっちゃんにニコニコとただ微笑んでるかずちゃん。


そしてなぜかヒューヒューと声をあげる秀くん。


や、やめてほしい...。


恥ずかしくてどんどん星くんの顔が見られなくなってくよ。


「稀那ちゃん?」


「あ、うんっ!私は何も用事ないよ!!」


「琴音ちゃんは?」


「うちも暇ですよー。」


私たちの返事を聞いた星くんはなにやら秀くんとアイコンタクト。





「それじゃぁ4名様ご案内っ!!」


はいっ!と右手を高くかざした秀くんがスキップしながら道を進んで行く。
< 339 / 374 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop