お兄さんと【完】
幸せはこれからも
「ねぇお兄ちゃん。」


「あー?」


リビングでテレビを見てるお兄ちゃん、泰兄に声をかけるといつも通りやる気のない声が返ってきた。


「彼女にプレゼントもらったことある?」


「はっ?まぁそりゃー誕生日とかクリスマスはもらうだろ。」


そういえば泰兄とこういう恋愛話をするのって初めてな気がする。


なんか...ちょっと嬉しそうに話す泰兄が変な感じ。


「どういうタイミングでもらったら嬉しいの?」


「そんなの自分で考えろよ。」


めんどくさいって言いながら自室に戻る泰兄。


まぁ、こんなことだろうとは想像してた。
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