お兄さんと【完】

そうこうしてるうちにあっという間に迎えた祝日。


私なりにたくさん考えて、いろいろ準備したつもり。


いつも通りに星くんが家に迎えにきてくれて、ずっと2人で見たいって言ってた映画を見に行く。


そのあとは星くんが大学で使うファイルが見たいからってことで書店へ。


そのままいろんな本見てのんびりして、一通りショッピングモールを見て回る。


ここまではあくまで普通のデートっぽくね!


「そろそろ別のとこ行こうか?」


「うん。私行きたい所あるの。」


今まで星くんがエスコートしてくれたけど、ここからは私の番。


星くんと並びながらも繋がれた手を私が少し引っ張って、足早に駐車場へ。


さすがにまだ車の運転は出来ないから、ここからはまた星くんにお願いすることになるけどね。
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