お兄さんと【完】

「稀那ちゃん、こっちに座って。」


「わっ!」


4人席のテーブル。


当然のように向かい側に座ろうとしたら、星くんに手を引っ張られた。


星くんの誕生日祝うのに、なんで私がこんなにドキドキしてるんだかっ!


「ありがとう。」


と、隣の席って絶対近すぎだよ!!


星くんのさわやかな笑顔が近いっ


「ど、どういたしまして。」


「せっかくだからいただきます。」


星くんがフォークをでケーキを1口食べたのを見て、私もパクッ。


「んーーっ。おいしいっ!」


2人で一気に笑顔になって、いろんな話をしながら1ピース食べ終える。
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