お兄さんと【完】

「気に入ってくれるか、わかんないんだけど...はいっ!」


渡すタイミングを逃す前にとずっとスタンバイしてたプレゼントを星くんに手渡す。


「えっ!?プレゼントまであるの?」


さすがにここまで予想してなかったみたいで、今度こそ星くんの驚いた顔が見れた。


「開けていい?」


コクンと私が頷くと、嬉しそうに包みを開ける星くん。


ヤバい...再び緊張がマックス。


かずちゃんに星くんの好みを聞いて、最終的には私が星くんに似合いそうなものをチョイスしたんだけど、だ、大丈夫...かな?


「マジっ!稀那ちゃんありがとうっ!!」


満面の笑みが見られて一安心。
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