お兄さんと【完】
「うん。俺の通う大学の近くに製菓女子大学があって、よく作ったものくれるんだよね。家族に2つずつくれたんだけど、そんなに食べきれないから手伝って。」


まさかの手作りですかっ!!


それも毎回もらってるってことは、お兄さんモテモテじゃん!


そんなこと思ってたら、お兄さんはテキパキとお皿を出してマフィンを並べている。


「とりあえずプレーン以外の3つをあげるから、みんなで食べて。」


「ありがとうございます!」


「で、きなこちゃんはこのマフィンを部屋に運んでもらえるかな?」


「わかりました。いただきます!」


マフィンが並べられたお皿を取ろうとしたら、先にお兄さんにお皿を取られた。


「あっ、」
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