お兄さんと【完】
「そっかー。月曜の朝にレポート見せてね!んじゃまた月曜にー。」


バイバイと手を降る女の人に向かって、お兄さんも笑顔で手を振り返す。


「俺のレポートばっか映してるくせに、成績上位だなんてずるいと思わない?」


「は、はぁ?」


そう言われても、私にはさすがかずちゃんのお兄さんとしか思えなかった。


やっぱり兄妹なんだなー。


かずちゃんも勉強出来るし、ノートまとめたりするの上手だし、人に勉強を教えるのも上手。


だからいつも私とこっちゃんはかずちゃんに頼る。


お兄さんもかずちゃんと一緒で、周りの人から頼られてるんだなー。
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