お兄さんと【完】
すっかり私の口数も少なくなってしまった頃、お兄さんは行く先も告げずに車を発進させた。
しばらく走ってから、いろいろと今の状況を考え始めた私。
なんだかマイナス思考まっしぐらな私は、この車の行く先がラブホテルだったらどうしようとか考えて、ひとりで焦っていた。
ちゃんと冷静に考えれば、かずちゃんのお兄さんだもん、そんな展開には間違ってもなるはずないのにね。
大通りを走り続けていた車は、とあるコーヒーショップの駐車場で停止した。
そこは以前、お兄さんに家まで送ってもらったときにも立ち寄ったコーヒーショップ。
「ちょっとだけお茶していこうよ。」
「はい。」
2人でコーヒーショップに入ると、レジの前のメニューを見て悩むお兄さん。
しばらく走ってから、いろいろと今の状況を考え始めた私。
なんだかマイナス思考まっしぐらな私は、この車の行く先がラブホテルだったらどうしようとか考えて、ひとりで焦っていた。
ちゃんと冷静に考えれば、かずちゃんのお兄さんだもん、そんな展開には間違ってもなるはずないのにね。
大通りを走り続けていた車は、とあるコーヒーショップの駐車場で停止した。
そこは以前、お兄さんに家まで送ってもらったときにも立ち寄ったコーヒーショップ。
「ちょっとだけお茶していこうよ。」
「はい。」
2人でコーヒーショップに入ると、レジの前のメニューを見て悩むお兄さん。