心友の彼氏にキスをした


「んじゃー、花京は一番後ろの窓際の席に」

「はい」

窓際…一番後ろの窓際っと。

あ、隣は男の子だ。

隣の席の男の子はうつ伏せになって寝ていたから顔は良く見えなかった。

でも、髪はブラウンで襟足が少し長めっぽい。


「じゃあー、授業始めっぞー。花京は隣の久藤に教科書見せてもらえ」


そー言われてもねぇー能田先生、隣の久藤君?だったかな。

寝ちゃってるんですが…。

まぁ、とりあえず起こさなきゃいけないわよね。

トントンと軽く久藤くんの肩を叩いた。

先生に聞こえないように言った。
「久藤君。起きて」

起きない…この人起きる気配が少しもないんですけど…

もう一度起こしてみようとする。

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