心友の彼氏にキスをした
そして、今この由岐坂高校の校門前―――――――。
まずは、職員室を目指すんだったよね…。
かれこれ、校門から歩いて15分。
あれ?職員室はどこ?
一向に職員室につく気配がないわ。
(もしかしなくとも私道に迷ったのかしら…。)
そんな道に迷った私に声をかけてくれたのが、
そう―――――――――
彼女、真源 優実(サナモト ユミ)だった。
「あ、あの…」
「?」
「わぁ…外人さんー。ど、どうしよ…あ、あたし英語しゃべれない…」
あわてふためいた彼女の姿になぜか笑ってしまった。
「クスッ、ふふ…大丈夫よ、日本語でも」
「え?」
私は彼女に微笑んだ。
そして、彼女も笑顔で返した。