心友の彼氏にキスをした
「あいよ。いつもすまんなー」
「いえいえ」
彼女は明るく対応して、能田からプリントを受け取る。
能田は私に気づいて目線を向ける。
「君は――――確か、転入生の――――」
「はい」
「君の担任をする、能田 正平(ノダ ショウヘイ)だ。よろしくな」
「よろしくお願いします」
「そして、そこにいるのが我がクラス1-Aのクラス委員長の」
能田は彼女手を指し向け、
「真源 優実です。あなた転入生だったんだ。よろしくね」
優実は私に手を差し伸べ握手をした。
「それじゃ、真源。お前は先に教室に戻ってくれ」
「はい。それでは失礼しました」
優実は職員室を後にした。
能田は机に向かい、1枚の書類を手に取り
私の方へと椅子を傾けた。
「えっと、花京は確か前の学校は―――」
「そこに書いてある通りかと思います」