紺色夜話
「えっ、そんな事言わないでください、私は……あのっ、言いにくいんですが…」
勝平が真っ赤になって言い淀んだので、銀子は“真っ赤になるような事までしちゃったの!?”と青ざめました。
「ごめんなさい、私が言ったんでしょ? 持田さんに“私”って言えって」
「いえっ私が決めたんです、銀子さんに聞いたら自分の事を“私”って言う男性がイイって。
丁寧な言葉遣いの男性にグッとくるって……だから」
銀子は藍星で酔って絡んだ自分を思い起こします。
勝平を捕まえてカクテルをどんどん作らせて、ダメ出しして、愚痴ったりクダをまいたり胸倉を掴んだりした……自分。
「じゃあ原因がカクテルかどうか、確かめましょう」
勝平が真っ赤になって言い淀んだので、銀子は“真っ赤になるような事までしちゃったの!?”と青ざめました。
「ごめんなさい、私が言ったんでしょ? 持田さんに“私”って言えって」
「いえっ私が決めたんです、銀子さんに聞いたら自分の事を“私”って言う男性がイイって。
丁寧な言葉遣いの男性にグッとくるって……だから」
銀子は藍星で酔って絡んだ自分を思い起こします。
勝平を捕まえてカクテルをどんどん作らせて、ダメ出しして、愚痴ったりクダをまいたり胸倉を掴んだりした……自分。
「じゃあ原因がカクテルかどうか、確かめましょう」