パワーストーン ストーリー ローズクォーツ
3
「パワーストーンってさ、ホントにご利益あるのかなぁ~?」
バイトに向かう電車の中で、ミサキが云った。
「どうなんだろうね…、でもさ、石ってキレイで吸い込まれるような感じで、見てるとあっという間に時間がたちゃったよね」
「石も欲しいけどね、そろそろ私、彼氏も欲しい感じ…」
ミサキが、ぽつりとつぶやいた。
「だったら、さっきのお店で、あのローズクォーツを買えばよかったじゃん?」
サヨは、横目でミサキをちらっと見て笑った。
「だって、あんなちっちゃいのじゃ、ちょっとパワー不足ぽかったからね、それに、私が欲しい!と思ったのは、5000円の特製のブレスレットだったんだもん…」
「そうそう、私もあれは欲しいと思ったけど、あれに手を出すには、ちょっと勇気がいるね!」
サヨが、何度も肯いた。
「でもさ、ミサキ、気になってる相手とかいるわけ?」
「いや、いないこともないような…」
「何よぉ~、ミサキったら、もったいぶっちゃって、なんなのそれ?」
バイトに向かう電車の中で、ミサキが云った。
「どうなんだろうね…、でもさ、石ってキレイで吸い込まれるような感じで、見てるとあっという間に時間がたちゃったよね」
「石も欲しいけどね、そろそろ私、彼氏も欲しい感じ…」
ミサキが、ぽつりとつぶやいた。
「だったら、さっきのお店で、あのローズクォーツを買えばよかったじゃん?」
サヨは、横目でミサキをちらっと見て笑った。
「だって、あんなちっちゃいのじゃ、ちょっとパワー不足ぽかったからね、それに、私が欲しい!と思ったのは、5000円の特製のブレスレットだったんだもん…」
「そうそう、私もあれは欲しいと思ったけど、あれに手を出すには、ちょっと勇気がいるね!」
サヨが、何度も肯いた。
「でもさ、ミサキ、気になってる相手とかいるわけ?」
「いや、いないこともないような…」
「何よぉ~、ミサキったら、もったいぶっちゃって、なんなのそれ?」