bitter×bitter

目を輝かせてあたしに聞く一弥。


「おいしいよ。」


一弥の料理は本当においしい。



「あははっ、美麗って、こういうとき素直だよね。
普段冷たいのに、"おいしい"って…子供みたい。」


少し馬鹿にされたような気がしていらつく。



そりゃ、一弥からしたらどうせ子供だよ。


あたしだって、まだ高校生だもん。



そこまで冷めきってるわけじゃないし。

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