bitter×bitter
「そ、そんなことないよ!!
北沢さんは、綺麗で!周りに流されなくて!いつも自分をもってる!
とっても羨ましいよ!!」
すごく必死に、赤い顔して言うもんだからびっくりした。
けど、
「なんだ、あんた、はっきり喋れるんじゃん。」
教室中に響きわたるんじゃないかってくらい大きな声だった。
「あんた、あたしなんかより、全然いいじゃん。
あんたこそ、自分をもってるよ。」
本気でそう思った。