bitter×bitter
「なにそれ、わけわかんないから。
からかうのもいい加減にして!」
「からかってなんかねーよ!」
そう言った一弥は、あたしのことを強く抱きしめてきた。
「ちょっと!離して!」
「いつも学校で一人の美麗を見て、気になってた。
夜中に一人でうろついてる美麗を見て、思わず声をかけた。
美麗がうちに住むようになった。
そしたら…いつの間にか、惹かれてた。」
一弥がとても優しい声で話す。