10センチメートル☆ロマンス
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「……ねぇ、蒼くん。
早く大きくなってね?」
「うるさいよっ」
耳まで真っ赤な蒼くんは、近くの公園で私の膝を洗ってくれて。
バックに入ってたバンソーコーを貼ってくれた。
照れてるのかな?
可愛い……!
「ふふっ 蒼くん大好きよ?」
ニコニコしながら彼に伝えると、彼は私の隣に座り、顔を反対側に背け
「……知ってる…」
首から耳から真っ赤になりながら、消え入りそうな声で呟いた。
空は快晴。
私達が出会った夏休みも、あと3日で終わる。
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