10センチメートル☆ロマンス




 それから一時間後。



 会議も終わり教室に戻ると、時間はすでに18時過ぎ。




「今日は19時には片づけ終わるようにしようぜ!」



 佐伯くんの一言で、みんなの手が早くなる。








「葵〜」


「早紀ちゃん!

 さっきはありがと〜!」



 私の姿を見つけ駆け寄ってきた彼女は、元村 早紀ちゃんといって、高校に入ってからの私の友達。


 茶色いフワフワの髪の毛にパッチリした目。見た目の甘さに反して、キビキビしてて、格好いい女の子なのです。





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