わたしだけを見てほしいのに
麗亜と悠斗
いつも仲良く2人で歩く道を
足早に1人で歩いていた
途中の自販機でミルクティーを買った
夕方は昼間より
少しだけ涼しくなってきていた
悠斗くんの住むマンションの
エントランスで
住人の誰かが来るのを待った
自動ドアの枠の鏡の様な素材に
自分の姿が映っている
チェックの制服のスカートの下の
太めの足
真っ黒なストレートの髪
化粧っけのない、素肌
レイアの華奢な体を思い出す
びっしりマスカラのついた
綺麗なまつ毛を思い出す
消えてなくなりたいような
気持ちになった時
「こんにちは。」
背後から来た人に突然声をかけられた
足早に1人で歩いていた
途中の自販機でミルクティーを買った
夕方は昼間より
少しだけ涼しくなってきていた
悠斗くんの住むマンションの
エントランスで
住人の誰かが来るのを待った
自動ドアの枠の鏡の様な素材に
自分の姿が映っている
チェックの制服のスカートの下の
太めの足
真っ黒なストレートの髪
化粧っけのない、素肌
レイアの華奢な体を思い出す
びっしりマスカラのついた
綺麗なまつ毛を思い出す
消えてなくなりたいような
気持ちになった時
「こんにちは。」
背後から来た人に突然声をかけられた