わたしだけを見てほしいのに
「別れるなら死ぬって脅すんだよ。
ずっと、ここに泊まってて
一時も離れないで
監視するんだよ俺の事。」
「なにそれ・・・。」

よく見たら
悠斗くんは、疲れた顔をしていた

そんな状況だったなんて・・・

「今日は、いい加減
麗亜の親が怒って
帰って来いって言われたから
居ないけど。」
「そうだったんだ・・・。」

その時

「香乃子。」

悠斗くんが
私を思いきり抱きしめてきた





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