わたしだけを見てほしいのに
「ねえお兄ちゃんバンドって
楽しい!?ライヴって緊張する?」
「なんだよ今日お前、元気だな。」
「ねぇ、楽しい?」

聞きたくて、仕方なかった。

「楽しいわよ〜お兄ちゃんも
またやりたいわぁ。」

お兄ちゃんは、またママのマネを
しながら部屋に入っていった。

私はなんだか気持ちがうずうずして
仕方がなかった。

なんだろう、この感じ

なんだか今まで眠ってた
エネルギーが湧き上がってくるような
そんな感覚

とりあえず
明日着ていく服を選ぶことにして
私も部屋に戻った
< 189 / 202 >

この作品をシェア

pagetop