わたしだけを見てほしいのに
「あー、どうなんだろ。」
ボブヘアーの毛先をいじりながら
山川さんが上目使いになる。
「先週のね、ヘブンスのイベントで
映奈、終電逃しちゃって。
純哉の家そばだったから
泊めてもらったの。
そしたらそうゆう事になっちゃって
それから、かな。」
軽い・・・
私なんて
キスもまだなのに。
「香乃子は好きな人とか居ないの?」
「・・・居ないよ。」
「ふぅん。」
彼の
顔がよぎる。
笑った、ユウトくんの顔。
どうすれば、私も
山川さんみたいに
積極的になれるんだろ。
ボブヘアーの毛先をいじりながら
山川さんが上目使いになる。
「先週のね、ヘブンスのイベントで
映奈、終電逃しちゃって。
純哉の家そばだったから
泊めてもらったの。
そしたらそうゆう事になっちゃって
それから、かな。」
軽い・・・
私なんて
キスもまだなのに。
「香乃子は好きな人とか居ないの?」
「・・・居ないよ。」
「ふぅん。」
彼の
顔がよぎる。
笑った、ユウトくんの顔。
どうすれば、私も
山川さんみたいに
積極的になれるんだろ。