わたしだけを見てほしいのに
どちらかというとおとなしくて
あまり話した事がない

最近かなり休みがちで
町田も手を焼いているようだった。

今日だって終業式なのに
とうとう現れなかったし。

「悪いんだが、これを様子見がてら
届けてやってくれないか。」

町田が差し出したのは
うちの学校名が印字された
A4サイズの封筒だった。
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