わたしだけを見てほしいのに
夏の終わり
それからは
悠斗くんのバンドの
練習が無い日は
ほとんどと言っていいほど
彼の部屋に行った
溜まり場というのは
本当で
部屋には日替わりで
ミシェルのメンバーや
純哉くんと映奈が来たり
地元の友達が遊びに来た
ほとんど2人きりの時間は
少なかったけど
それはそれで
私にとっては新鮮な毎日だった
悠斗くん自身のことも
彼の友達の事も
少しずつ詳しくなっていったし
友達にも私が
「悠斗の彼女」だという認識で
自然と広まっていた
そんな風にあっという間に
1ヶ月近くが経って
夏も終わりに近づいていた頃
それは
ミシェルのライヴ
2日前の出来事だった
悠斗くんのバンドの
練習が無い日は
ほとんどと言っていいほど
彼の部屋に行った
溜まり場というのは
本当で
部屋には日替わりで
ミシェルのメンバーや
純哉くんと映奈が来たり
地元の友達が遊びに来た
ほとんど2人きりの時間は
少なかったけど
それはそれで
私にとっては新鮮な毎日だった
悠斗くん自身のことも
彼の友達の事も
少しずつ詳しくなっていったし
友達にも私が
「悠斗の彼女」だという認識で
自然と広まっていた
そんな風にあっという間に
1ヶ月近くが経って
夏も終わりに近づいていた頃
それは
ミシェルのライヴ
2日前の出来事だった