わたしだけを見てほしいのに
「俺はもう信用してないから。
来るなら来れば。
レイアの好きにしろよ。」

冷たく言い放って
パタンッと
携帯を閉じる音が聞こえた

レイア・・・って?
女の子の名前?

部屋は信じられない程
静かだった

いつもなら必ずBGMかTVが
ついているのに

どうしよう・・・

予想外のタイミング

私は
悩んだ末、少しだけ間を開けて
それから
悠斗くんの部屋のドアを開けた
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