LOVEsoHIGH
「だから、本気でデートに誘ったんだ。
次は、血液型を当ててみようか?」
「えっ?」
「この近くに公園がある。その公園を歩きながら、おれが血液型を当てたらキスをする」
「えぇ? キキ……キスって?」
遼也の整った顔が真顔になった。
綺麗な瞳は、真っ直ぐと私を見ていて
私は視線を反らす事ができなくなる。
「それから、葵の誕生日を俺が当てたら……」
「当てたら……?」
「俺の彼女にしてやる」
遼也は、どこまでも上から目線だけど……
振り回されてばかりだけど……
こんな恋の始まりも、
いいかもしれない。