ビターあんどスウィート
次の日は
ちゃんといつも通りの時間に目覚め
バス停へ向かった

寝坊常習犯の彼には会えないかな?

一目惚れなんてしないと思ってたけど
私…きっと雅人くんが好きだな…


考え事をしてたらバスがきた
後ろを振り向きながらも乗車し
いつもの場所に座る



発車のベルが鳴りドアが閉まろうとした時…


「そのバスちょっと待ったーー!!」

窓の外に大声で叫びながら走る雅人くんが見えた


「運転手さん!!待ってくださいっ」
私はとっさに
大声を出し、発車ギリギリのバスを停めさせた
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