私だけを愛して。

本当だりぃー。

いちいち騒いでんじゃねーよ。

「茉亜耶!」

俺が茉亜耶を見つけて
そう叫んだら
さっきまで騒いでいた
女子たちは一気に
静まり返った。

茉亜耶は俺に気づき
俺の方に小走りできた。

「なに?」

周りの視線を気にしながら
小さい声で言った。

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