私だけを愛して。

もうすぐチャイムが
鳴りそうだったので
俺たちは屋上を
後にした。

「今日一緒に帰ろ?」

「うん。」

今日の俺やたら
積極的だよな…。

「じゃあ、放課後迎えに
行くから教室で
待ってろよ。」

俺はそう言って
自分の教室に戻った。

まさかこの約束が
守られないなんて
知るはずもなく。

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