私だけを愛して。

そんなあからさまに
避けられたら
だいぶ傷つくんだけど…

「津田茉亜耶居る?」

俺の言葉に女たちは
顔色を変えた。

「あそこに居ます…」

まあ、居るのは
氏ってたけど
あえて聞いた。

俺はなにも言わずに
茉亜耶の席の前に
立った。

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