私だけを愛して。

こんなときに告白かよ。

「あんた誰?」

こんなやつうちの学園に
居たんだな。

「隣りのクラスの七海 麻都佳です。」

隣りのクラスなんだ。
興味ねぇーや。

「あんた俺の何を知ってるわけ?
ずっと好きって喋ったこともない
あんたが俺の何を知ってるの?
ごめんやけど俺はあんたになんか
全く興味ねぇーから。」

そう言うと女は泣き出した。
めんどくせぇな。

俺は泣いてる女を無視して
屋上まで急いだ。

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