私だけを愛して。
屋上の扉を開けたら
信じられない光景が
目に飛び込んできた。
あいつ…死ぬ気なのか?
そんなの絶対無理。
「おい…なにしてんだよ。」
止めなきゃ。そう思った。
「死のうとしてるの。」
なんで死のうとなんか
するんだよ。
「馬鹿じゃねーの。死んでどーする?」
頼むから死ぬなよ…
「私の勝手でしょ。あんたになんか
私の気持ちわかんないのよ。」
勝手なわけねぇーだろ。
気持ちなんかわかんねーよ。