私だけを愛して。

さっきの…未菜の話…
夢だったんだ…

ようやく私の思考回路が
戻ってきた。

「茉亜耶熱は?」

熱?
そう言えば…私
計ってなかったんだ…

「計ってない…」

計るの忘れてたよ。

「はい。」

魅羽斗に体温計を
渡された。

「ありがとう…」

私はその体温計を
素直に受け取って熱を
計った。


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