【完】想うのはこれから先も君ひとり
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……ん?


あのまま寝てたみたい


日が照ってるってことはもう朝か…


隣を見てみるとあたしの手を握ったまま気持ち良さそうに眠る優斗君


起こすの可哀相だしこのままにしててあげよ。


あたし、迷惑掛けてばっかりだし…


たまにはゆっくりさせてあげないと。


「ん?杏莉、起きてたんだ。大丈夫か?」


あたしは小さく頷いた


「ごめんね…」


優斗君は何も言わず頭を撫でてくれた


「杏莉ー?起きてる?」


入って来たのは瑠夏さん


「瑠夏さん、おはようございます」


あたしは寝転がったまま挨拶をする


「表情からしてだいぶ落ち着いてるみたいね。今日は学校休みだし買い物行こうか?」


瑠夏さんは床に座りながら言う
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