【完】想うのはこれから先も君ひとり
「優斗ー?行くよー!!」


可愛らしい瑠夏さんの声が聞こえる


「はーい。分かりました。すぐ、行きます。じゃ、またな」


優斗君は軽く手を振って出て行った


あたしも急いで準備をする


急ぐっていっても遅いんだけどね。


白の膝丈のワンピースを取り出し着替える

髪の毛は下ろしたまま


両手にシュシュを付ける


いつでも髪を結べるように…


そして、バッグの中に財布、携帯、タオルなど必要最低限の物を詰める


「杏莉ー?迎えに来たよ。準備出来た?」


あたしを呼ぶ愛花ちゃんが入って来た


うわっ…。可愛い


今日の愛花ちゃん、オシャレだ


「杏莉ー?大丈夫?」


「あっ、ごめん」


半分、意識飛んでた…


「ママ、外で待ってるから行こ」


愛花ちゃんに言われヒールの高くないサンダルを履いて外に出た
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