【完】想うのはこれから先も君ひとり
「って、俺も瑠夏と付き合ってる時に瑠夏のおばあさんに全く同じこと言われてたんだけどな」


丈瑠さんにもそんなことあったんだな。


「それに優雅に抱き着いて寝てる愛花の表情も凄く安心してるしな」


「丈瑠さん…俺また此処に来て良い?」


「あぁ、構わないよ。お前、バイトしてないし勉強するって言うなら…」

実際、家より愛花ん家の方が捗る

「それに圭輔も捺稀もほとんど家に居ないもんな」


親父は何故か昔から出張ばっかりで…


母さんは看護師だからなかなか家に居ないんだよな


だから、愛花ん家にお世話になりっぱなしなんだ


「じゃあ、愛花が起きたら可哀相だから俺行くわ。愛花のことよろしくな」


「はい。こちらこそよろしくお願いします」


丈瑠さんは微笑んで出て行った
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