【完】想うのはこれから先も君ひとり
「寂しくなったらこのテディベアを俺や愛花だと思えば良いさ。」


「そしたら寂しくないよね」


「あぁ、少しは楽になるさ」


杏莉はニコッと笑ってくれた

----トントン


「杏莉ー?居る?」

ドア越しに聞こえた愛花の声


「はぁい。居るよ」


杏莉は返事を仕返す


「カーテン付けるか。」


「丈瑠さん。お疲れ様です」


「優斗、居たんだな。喜んでもらえたか?」


俺は笑って小さく頷いた


「良かったな」


丈瑠さんはカーテンを付ける準備を始めた


「優斗、手伝ってくれるか?」


俺は丈瑠さんの手伝いをした


愛花と杏莉は楽しそうにお喋りをしていた


そんな2人を見ながら安心した表情を浮かべていた


2人で取り付けると案外早く終わった


「杏莉、終わったぞ」


「ありがとう」


ニコッと笑ってお礼を言った杏莉
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