【完】想うのはこれから先も君ひとり
愛花ちゃんから優雅君と付き合い始めたって聞いた時はビックリした


だけど、愛花ちゃんの幸せそうな顔を見てるとあたしまで幸せ


今は優斗君も帰って愛花ちゃんと2人でお茶しながらお喋り


友達とお喋りする機会なんてそんなになかったからなんか新鮮で…


だけど、どうしたら良いか分からない


1つだけ言えるのは愛花ちゃんと居ると落ち着くということ。


「杏莉は好きな人居ないの?」


考え事をしていると愛花ちゃんがそんなことを言い出した


急にだったから喉に詰まらせてむせた


「どうして急にそんなこと聞くの?」


「ん?杏莉の恋バナも聞きだいなって思ったの」


「あたし、誰とも付き合ったことないよ。皆、あたしの病気のこと知ったら離れて行くの。」


過去のこと思い出して泣きそうだ。
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