【完】想うのはこれから先も君ひとり
「心配しないの。明日も会えるんだし。杏莉が寂しいと思ったらあたしが相手するよ」


あたしの表情で見抜いたのかそんなことを言ってくれた


「ありがとう。ごめんね」


嬉しくて涙が出そうだ


「ちょっと彩芽のとこ寄りたいからまたね」


愛花はニコッと笑って出て行った


愛花達か帰って静かになった部屋


優斗君に言われたようにベッドの上にあるテディベアを抱きしめる


そしたらね、寂しさ紛れるの


ギューッてしたら温かい気持ちになる


1人ってこんなに寂しかったっけ?


慣れたつもりで居たのにな


あたしの強がりだったのかもしれない


あたしは今日の楽しい日々を思い出しつつ…


1人って寂しいという気持ちを抑え泣いていた


そしたら、いつの間にか眠りについていた
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