【完】想うのはこれから先も君ひとり
----翌日


昨日、あのまま寝ちゃったんだね


あたしは気分が優れない中、準備を始める


「杏莉ー?居る?」


愛花の声が聞こえるけど、気のせいだよね?


「杏莉ってばぁ!!」


いや、気のせいじゃない


「開けるから待ってて」


あたしは立ち上がりドアを開ける


「おはよー!!」


愛花はあたしの朝食を持っていた


「おはよ。朝早いね」


「杏莉と一緒に学校に行こうと思って…」


そんなことまで考えてくれてる杏莉は優しい


「ごめんね?優雅君は良かったの?」


付き合い始めたなら一緒に学校に行きたかったはず。


「大丈夫。理由は話してあるし、途中で合流するから。」


なら良いんだけど。


「ご飯食べようか?」


1人で食べなきゃいけないかって思ってたから良かった


これで寂しくない
< 154 / 686 >

この作品をシェア

pagetop